ステップメール、メルマガを配信できるMailpoet3の設定方法

 

INDEX

MailPoet3の機能

4つのメール配信機能

MailPoet3には4つのメール配信機能があります。

  1. メールマガジン
    予約配信、配信ユーザーの選択が可能です。
  2. ステップメール
    新規ユーザーに予め用意したステップメールを配信できます
  3. 記事の投稿をメールで通知
    記事の投稿をメールで通知します
  4. WooCommerceとの連動
    特定の製品、特定のカテゴリーの商品を購入したユーザーにアップセルのメールを配信。
    カート落ちしたユーザーにリターゲティングメールを配信。

MailPoetのメルマガ配信方法は下記ページで説明しています。
MailPoetメルマガ配信方法

購読者の分類(セグメント)機能

さらにメルマガ購読者を分類できる「セグメント機能」があります。
セグメント機能を使うと、例えば「メルマガ未開封者」と「メルマガ開封者」に分けて、メルマガ未開封者へ開封を促すメールを配信することもできます。

セグメント機能の使い方は下記ページで説明しています。
MailPoetのセグメント機能の使い方

MailPoetのデメリット

  • 予約配信はできますが、時間帯は設定できません。
    配信時間を設定する場合はCronを利用することで可能になります。
  • 他のプラグインとコンフリクトを起こして、不具合が出てしまう機能もあります。
  • メルマガ購読者はメールアドレスを変更することができない。
    メールアドレスを変更するには、一旦、購読を解除して再購読する必要があります。
  • MailPoetのメール配信サーバーを利用すると、メルマガ登録が承認方式になる。

MailPoetの操作メニュー

MailPoet3の操作メニューは下記になります。

メール 配信するメールを作成できます
フォーム メールアドレス購読用のフォームを作成できます
購読者 購読者の一覧を表示。
購読中止や休止中などのメール設定などができます
リスト 購読者をグループ分けするためのリストを作成できます
設定 各種設定ができます

最も使うメニューは「メール」です。
あとはユーザーを管理する「購読者」「リスト」を使うことがあります。

「メール」「購読者」「リスト」だけを使うので、操作はとても簡単ですね。

MailPoet3の設定からページ設置までの流れ

MailPoet3の設定から購読フォームなどのページ設置の流れは下記になります。

  1. メルマガリストの作成
  2. MailPoetの設定
  3. メルマガ購読フォームの作成
  4. メルマガ購読フォームの表示
  5. メルマガ停止・承認ページの作成

以上となります。

(5)は固定ページを使って用意するのですが、ウィジェットを利用したり、singleページを利用することもできます。

リストを作成

リストとは、購読者のリストのことです。

例えば、メルマガの読者とステップメールの読者には、それぞれ違うメールを配信したいと思うでしょう。
その場合は下記の2つのリストを作成します。

「メルマガ向け読者」のリスト
「ステップメール向け読者」のリスト

これで、これでメルマガ読者とステップメール読者、それぞれに最適なメールを配信することができます。

それでは設定を進めてみましょう。
まずはメニューの「リスト」を選択します。するとすでにダミーのリストが3つ用意されています。

新しいリストを作成せずに「私の最初のリスト」を修正して使ってみます。
リストの名称や説明を修正して「保存」します。

これでリストの設定は完了です。

 

MailPoetの設定

メニューの「設定」を選択して、基本設定や認証設定をおこなっていきます。
※日本語の誤訳も多いので気を付けて設定してきましょう。

基本設定

メルマガの配信者や開封率を測定できる設定などを行います。

デフォルトの送信者

送信者の「名称」「メールアドレス」を記入します。

コメントで購読申込み

コメント欄にメルマガ購読のチェックボックスを表示させることができます。

サブスクリプション管理ページ

サブスクリプション管理ページとは、購読者がメルマガの配信を停止することができるページのことです。

デフォルトでは「MailPoetページ」となり、Singleページを利用してサブスクリプションページが表示されます。固定ページを利用して表示することもできます。
この段階では「MailPoetページ」にしておきます。

購読中止ページ

「承認ページ」と「成功ページ」の設定があります。

「承認ページ」とは、ユーザーがメルマガの購読を止める時に「本当に解除しますか?」と最終確認するページになります。

「成功ページ」となっていますが、ユーザーがメルマガの購読を止めた時に表示されるページのことです。つまり「購読中止が成功したページ」のことです。

デフォルトでは「MailPoetページ」となり、Singleページを利用して承認、成功ページが表示されます。固定ページを利用して表示することもできます。
この段階では「MailPoetページ」にしておきます。

統計通知

配信したメルマガの「開封率」「文章内のリンクのクリック率」「最もクリックされたリンク」などの情報をメールで通知してくれる機能です。
メルマガの効果を知ることができるため、必ず利用しましょう。

入力欄には受取先のメールアドレスを記入します。

新しい加入者の通知

ユーザーがメルマガを購読すると、通知してくれます。

アーカイブページのショートコード

過去のメルマガをリスト表示させることができます。

購読者の合計を表示するためのショートコード

メルマガの読者数を表示させることができます。
購読者数が多い場合は読者数を表示させるとアピールすることができます。

サインアップ承認

ユーザーのメルマガ購読方法や、承認メール文章、承認ページを設定できます。

サインアップ承認を有効にする

「はい」を設定した場合、ユーザーがメルマガの購読後に、メールで本登録する「ダブルオプトイン方式」の設定が可能になります。

「いいえ」を設定した場合、メルマガ購読だけで本登録されます。
※MailPoetの送信サーバーを利用する場合は「いいえ」を設定することはできなくなります。

承認ページ

デフォルトでは「MailPoetページ」となり、Singleページを利用して承認ページが表示されます。
固定ページを利用して表示させることもできます。この段階ではデフォルトの「MailPoetページ」にしておきます。

送信方法

メルマガの配信方法を設定できます。

ウェブサイトのサーバを利用してメルマガを配信すると、サーバがスパムメール配信サーバとして認識されてしまうことがあります。
こうなると重要なメールも迷惑メールとして処理されてしまいます。

そこでメルマガの配信には別のメールサーバを利用するのが一般的です。

「MailPoet送信サービス」は有料プランとなります。
有料といっても1,000ユーザーまで無料で利用できます。

配信サーバやメルマガの分析もできるため、MailPoetのアカウントを登録してMailPoetの送信サービスを利用した方が良いでしょう。

MailPoetの登録からメールサーバー利用方法

「その他」では、他のメールサーバや、Amazon SESなどをメルマガ配信サーバとして設定することができます。

WooCommerce

ECプラグイン「WooCommerce」と連動させることができます。

WooCommerceの支払いページに「メルマガに登録」ボタンが表示されます。

高度な設定

基本設定とは違った少しテクニカルな設定を行います

バウンスメール

メルマガを送信してエラーとなったメールを受け取るメールアドレスを記入します。

エラーメールを把握するため、エラーメール受信用のメールアドレスを用意した方が良いでしょう。

ニュースレタースケジューラー

キューの設定になります。
設定によってはサーバのCPUに負担がかかります。推奨されている「あなたのウェブサイトへの訪問者」が最もCPU負担は軽くなります。

役割とアクセス許可

プラグイン「Menbers」をインストールすることで、管理権限を細かく設定することができます。

非アクティブな購読者への送信を中止する

メルマガを配信しても送信エラーとなるユーザーの配信を自動的に停止することができます。

設定する期間はメルマガの配信頻度に合わせて適宜設定します。
例えば、頻繁にメルマガを配信する場合は「3ヶ月後」に設定します。

匿名データの共有

MailPoetにデータの一部を提供することになります。
「いいえ」で良いです。

reCAPTCHAを有効にする

スパム行為を防ぐことができる「reCAPTCHA」をメルマガ購読に利用することができます。

キーアクティベーション

MailPoetのアカウントを登録すると、アクティベーションキーが発行されます。
アクティベーションキーを入力すると認証されます。

以上でMailPoet3の設定は完了です。

続けてメルマガ購読フォーム作成を進めていきます。

メルマガ購読フォームの作成

メルマガ購読用のフォームを作成します。

メニューから「フォーム」を選択して、新しいフォームを作成します。
すでに用意されているフォームは削除しても構いません。


メルマガ購読フォームの作成方法は、ブロックエディタの操作となっています。


「設定」には「フォームの名称」「リスト」を設定します。

さらに、メルマガ購読後に完了ページに遷移させるか?それともメッセージだけを表示させるかを設定します。

「ページに移動」を選択した場合は、固定ページで「完了ページ」を用意しておく必要があります。


入力フォームを追加していきます。

追加する入力欄をクリックして、ラベルや必須かを設定していきます。


「フォームの配置」を設定すると、メルマガフォームをフッター固定や、スライドインなどで表示することも可能です。


「プレビュー」機能を使うと「フォーム」を確認することができます。

「プレビュー」ではポップアップやスライドイン、スマートフォンでの表示なども確認することができます。


メルマガ購読フォームが完成したら「保存」をクリックして完了です。

続いて、作成したメルマガ購読フォームを設置してみましょう。

メルマガ購読・解除・承認ページの設置方法

最後の作業はメルマガの購読や解除ができるページを用意します。
ウィジェットを利用して表示させることもできます。

メルマガ購読ページの作成

メルマガを購読するフォームを表示させる方法は「ウィジェット」を使って表示させる方法と「ショートコード」を使って表示させる方法があります。

ウィジェットを使ってメルマガ購読フォームを表示する方法

メニューの「外観」→「ウィジェット」で「MailPoet3フォーム」で、メルマガ購読フォームを表示させるウィジェットを選択できます。

サイドバーや、フッター等にメルマガ購読フォームを表示させることができます。


固定ページでメルマガ購読ページを用意する方法

ショートコードを利用して、固定ページにメルマガ購読フォームを表示させることができます。

下記がショートコードになります。

PHP
[mailpoet_form id="1"]

直接テンプレートにショートコードを記載する場合は下記の方法があります。

PHP
<?php echo do_shortcode('
'); ?>

メルマガ購読フォームは下記のように表示されます。デザインはCSSで調整しています。

簡単にメルマガ購読フォームが設置できましたね。

この要領で、他の固定ページを作成していきます。

MailPoetの固定ページ一覧

MailPoetに利用される固定ページは下記があります。

  • 購読ページ:購読フォームを設置したページ
  • 購読完了ページ:メルマガ購読ボタンを押した後に遷移する完了ページ
  • サブスクリプション管理ページ:購読者がメルマガを停止を行うページ
  • 承認ページ:メルマガ停止ボタンを押した後に遷移するページ。メルマガを本当に停止するかを再確認するページ。
  • 成功ページ:メルマガ停止を承認した後に遷移するページ。つまりメルマガ停止が成功したというページ

以上5ページになります。
※MailPoetの日本語訳がおかしいので注意してください。

各ページのショートコード一覧

固定ページ ショートコード
購読ページ mailpoet_form id="●"
購読完了ページ ショートコードはありません。固定ページを選択するだけです。
サブスクリプション管理ページ mailpoet_manage_subscription
承認ページ mailpoet_page
成功ページ mailpoet_manage text="誤って配信停止された場合は、こちらから再配信できます"

ショートコードは大括弧[ ]で挟む必要があるので気を付けてください。

MailPoetの設定と固定ページの作成方法

サンプルとして、サブスクリプション管理ページを固定ページにしてみます。

まずサブスクリプション管理ページとなる固定ページを新たに作成して、ショートコードを記載して公開します。

shortcode
[mailpoet_manage_subscription]

MailPoetの「基本設定」のサブスクリプション管理ページのテンプレートを「MailPoetページ」から、固定ページに変更します。

プレビューをクリックすると、別ウインドウで確認できます。

この作業を繰り返し、MailPoetのページを用意していきます。

または「MailPoetページ」のままでSingleページをカスタマイズする方法もあります。